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免震レトロフィット工法とは、免震装置を既存建物の基礎部や下層階に組込み、地盤を伝わってくる激しい地震を上手にかわし、免震装置で支えられた上部建物の揺れを緩やかにさせるものである。これにより地震力は1/4〜1/8程度に低減され、安全性、安心感、財産の保全が得られる。そのうえ、上部階の補強は必要ないので、建物を使用したままで工事が可能である。このため、常に稼動している建築物の補強工事には、最適な工法といえるのである。 |
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柱・梁・免震装置の台座のエンクローズ溶接(D22〜D35)、一部フレア溶接を行い(D10〜D25)、狭部での施工も可能とした。 |
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免震レトロフィット工法の施工手順は、まず免震装置設置部分以外の柱・大梁を補強する。次に、サポートプレートとサポートジャッキで建物を支え、柱を切断できる状態にする。さらに施工中に地震が発生した場合に備えて、仮設の耐震プレ−トや鉄骨ブレ−スを設置する。その後、免震装置を設置する部分の柱を切断、免震装置を挿入する。
装置の上下部分をグラウトし建物と一体化、その強度を確認した上でサポートプレート・サポートジャッキ・鉄骨ブレースを撤去し装置には耐火被覆を施す。完成後は切り離してあった外壁にスリットを入れ、免震化の完成となる。
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